歌の効用


歌を歌うと健康に良いと言われますが、その理由を簡単にまとめてみました。

1 免疫力を高める
 歌を歌うと唾液がたくさん分泌され、喉が潤いウイルスや細菌が侵入しにくくなります。その上、口臭予防や虫歯予防になります。また、自然と腹式呼吸になるので、呼吸が深くなり副交感神経が活性化して緊張が弛みリラックスします。「βエンドルフィン」や「ドーパミン」と言った気分を高揚させ幸福感をもたらす脳内ホルモンの分泌も高まり、ストレスによって分泌される「コルチゾール」の値も低下するそうです。「心のわだかまり」が解消され、心の浄化にもつながる身近な健康法として、ご家族でカラオケにいくのもお勧めです。

2 脳の働きを活性化する
 歌詞を覚えるためには「左脳」が使われます。学習や記憶を司る神経伝達物質「アセチルコリン」の分泌が高まると同時に、メロディーやリズムでは「右脳」が使われるので、一挙に脳全体が活性化されて機能が高まります。さらに気持ちを込めて歌えば、感情表現が豊かになって、歌を離れても、自分の気持ちを豊かに表現することができるようになります。大好きな音楽を聴くだけでも、脳は活性化するといいますから、その効果は絶大だと言えます。

3 美容に役立ちます
 歌を歌うと自然に呼吸が深くなり、新鮮な空気が体内にたくさん取り込まれますので、エネルギー代謝が高まり、顔の血流が良くなります。表情筋と言われる口輪筋や頬筋や眼輪筋が使われるため、顔の毛細血管の血流が促進されて、小皺予防や小顔効果やアンチエイジング効果が期待されますので、美容効果をより一層高めるためには、腹式呼吸を意識して、口を大きく開けて歌うことをお勧めします。

4 認知症の予防になります
 認知症は、動脈硬化や糖尿病や高血圧などが関係する病気と言われていますが、歌を日頃から歌を歌っていると、精神が安定し血圧が正常化することから、認知症の予防になります。思い出の曲や懐かしの曲を、みんなで歌って脳を活性化し、日頃から「脳の健康」に努めて、認知症の予防に努めましょう。

5 誤嚥性肺炎の防止
 肺炎で亡くなる人は年間12万人(2015年現在)を超え、その中でも、65歳以上の高齢者の死因のトップは誤嚥性肺炎です。誤嚥性肺炎とは、唾液や飲み物から唾液に含まれる細菌を吸い込んで発症します。そんな恐ろしい誤嚥性肺炎は、日頃から歌を歌うことで防ぐことができます。歌を歌うと喉の筋肉が鍛えられて誤嚥を防ぐことにつながるからです。さらに、腹式呼吸をすることで、横隔膜の上下運動も促進され、胃腸などの臓器も刺激されて、体内の血流も良くなり、万病の元と言われる冷え症も改善します。

以上、歌の効用をまとめてみましたが、いかがでしょうか? 健康は一日にして得られません。日頃のちょっとした「心がけ」が、いつまでも若く健康でいられる秘訣ではないでしょうか。そんなことから、日頃から歌を歌って、超高齢社会を皆で元気に乗り切っていきましょう。


ご案内
歌を歌ってみませんか。甲府市文化協会に所属します2つの女声合唱グループをご紹介いたします。
毎週1回午後7時30分から2時間程度、それぞれ甲府市総合市民会館と里垣悠遊館で練習しております。見学はご自由ですので、お気軽にお越しください。お待ちしております。
詳しくは、このWebsiteのご案内ページをご覧ください。または、mobile: 090-1537-7442  金森に、お問い合わせください。



0 件のコメント:

コメントを投稿